「歴史は人が紡ぐ」
日本史を勉強するメリット
①今の自分達の価値観のルーツを知ることができる
若い時に地歴公民を勉強することで、異なる文化、価値観を受容することができます
また、現代の我々にとって当たり前のことが当たり前ではないという事実にも気付かされます。
例えば、日本人にとって犬を食べる習慣とは受け入れがたく感じると思います。
しかし、お隣の国。韓国や中国では犬は普通に食べられています
同じアジアで日本人だけ犬を食べることに嫌悪感を持つようになったのは何故でしょう?
その理由は遡ること400年前。
江戸時代、人々はまだ犬を常食していました。
その転機となったのは、徳川家5代目将軍徳川綱吉が出した「生類憐みの令」。
生き物を殺してはいけないという法令で特に犬を大事にしたことから「犬公方」というあだ名がついたことは有名な逸話ですが、この法令がきっかけで人々は犬を食べることができなくなり、法令が撤回された後も犬の食習慣も途絶えてしまったそうです。
このような常識だと思い込んでるもののルーツが日本史にはたくさん転がっています

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②一般教養になる
理科系の科目と違って、(何故か)歴史や地理に関する知識は一般教養としてみなされることが多いです。
理系の僕からしてみれば、運動方程式やマクスウェル方程式もわからないやつが、スマホを使ってる方が信じられません。(冗談ですよ?)
が、多勢に無勢、歴史を知らない理系は教養人として扱ってもらえません。
日本国民として最低限の日本の歴史を学ぶことには大きな意味があります。



日本史も地理並みに地図を見ながら勉強するの大事です
日本史を勉強するうえで知っておくべき3つのポイント
日本史を勉強するうえで知っておくべき3つのポイントは
- 人間関係
- 因果関係
- 時代背景
の3つです。
①人間関係
出来事の裏にはそれに関わった人たちの思惑が常にあります。
系譜などを用いて天皇や権力者を中心とする人間の利害関係を正確に把握しましょう



まっさらな紙に家系図を書いて、同盟関係や対立関係、婚姻関係や血のつながりを書き込んで整理していくと頭に残りやすいですよ
②因果関係
もう少しマクロに見て、出来事の因果関係を把握することも重要です。
(政治、外交)
また、地理的要因にも留意しましょう。
(遷都、国内外の戦いなど)



日本史も地理並みに地図を見ながら勉強するの大事です
③時代背景
- 年表は縦の“つながり”と横の“ひろがり”を意識
- 史料は音読で体で覚える
- 直前期には文化史を徹底的にやること



大河ドラマ、日本史の漫画は視覚的な情報が多いので、時代ごとの雰囲気が記憶に残りやすくオススメです!
日本史のオススメ参考書
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■大人気『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』の改訂版がついに完成!
改訂にあたり、本文内容・イラスト・地図など全面的に見直し、さらに日本史の土台固めに最適な参考書に生まれ変わりました。
また、日本史の大きな流れをつかむための音声CDを新たに追加(音声担当はなんと著者・金谷先生ご自身が担当!)。
日本史の土台固めに、絶対の自信を持っておすすめできる商品です。



一通り流れを押さえるのに最適です
日本史B一問一答【完全版】
一問一答式の日本史用語問題集。重要な用語や知識を空欄にし、空欄内に大学入試における頻出度を4段階で表示。共通テストレベル 1,802個、一般私大レベル 2,240個、難関私大レベル 1,960個、マニアレベル 718個の空欄(延べ数)を用意。



冬休み〜センター試験にかけて集中的に詰め込んで乗り切りました
日本史の勉強法まとめ
いかがだったでしょうか
成功には普遍的な法則はありませんが、失敗にはいつだって共通項があります。
「人間関係、因果関係、時代背景」
この3つのいずれかが足りないのです。
この記事を最後まで読んでくれたみなさんなら今日から行動を改め、新しい一歩を踏み出せるはずです。
受験を終えた後、みなさんが笑顔で大学生活を迎えられることを祈っています。

