靴下が嫌いだ。
圧倒的な通気性の悪さ。
あの足を覆うためにデザインされたフォルム。
すべてにうんざりする。
靴下を履いていると、息が詰まるような閉塞感さえ感じる。
一旦、足に全神経が集中してしまうと、ムズムズとイライラで頭が真っ白。
この不快な感覚は、虫の居所が悪いと僕をひどく苛つかせる。
夏場になると、サンダルを履くのが好きだ。
だが、TPOに合わせてサンダルを履いてはいけない場面というのが存在する。
そんなとき、僕は平時の顔を保ちながら、心の中で今すぐにでも靴を脱ぎ捨てたいと思う。
靴下をむしり取り、外の空気に足を浸したいと切に思うのである。
足にまとわりつく熱気。
皮膚呼吸が妨げられ、どことなく酸素不足にさえ感じられる。
足が自分の意志とは関係ないところで苦しみ悶え、のたうち回っている。
夏は靴下を脱ぎ捨てよう。
足を覆う布はとかく窮屈だ。
サンダルを履いて街に出かけよう。
そうすれば今日も足元に涼しい風が吹く。
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