小学生の頃にあった謎のルールをふと思い出す。
「バナナはおやつに入りますか」と聞いた人がヒーローになれる特殊な閉鎖空間。
あの頃は300円を握りしめて、友達と一緒に駄菓子屋に行くだけで人生が楽しめた。
将来に備えてお金を稼ぐマインドになれない自分がいる。
大人になるにつれて、お金を使っても得られる幸福度は減っているからだ。
あの頃の300円で買えた幸せはいくら払えば買えるのだろう。
そんなことを考えていたら、いてもたってもいられなくなってきた。
300円を握りしめて、近所のスーパーで駄菓子を買ってみる。
エントリーNo.1「うまい棒」
駄菓子の代名詞といえば、うまい棒。
うまい棒が10円ではなくなるという知らせは家庭を震撼させたことが記憶に新しい方も多いことでしょう。
エントリーNo.2「なんとか太郎」
こちらは三つまとめて紹介。
今となってはただの安い酒のつまみ。
エントリーNo.3「すっぱいぶどうにご用心!」
友達とロシアンルーレットみたいな遊びをしていたのが懐かしい思い出。
エントリーNo.4「パチパチパニック!」
口の中に入れると弾ける楽しいおやつ。
エントリーNo.5「カットよっちゃん」
いわゆる”よっちゃんいか”。
着色料が少し気になるけど時々食べたくなる味。
エントリーNo.6「ねるねるねるね ソーダ味」
個人的には一番好きな駄菓子かもしれない。
久々に300円の縛りで駄菓子を買ってみたら、思いの外楽しかった。
小学生にとって300円はたしかに大金だ。