ブログを独自ドメインで始める上で、悩みの種になるのがURLの文字列。
「ドメイン 決め方」などと調べてみても、検索結果は似たり寄ったりのコタツ記事ばかりで、具体例が豊富なサイトにはなかなか辿り着けません。
そこで今回の記事では、自分が何を考えて今の独自ドメインにしたかを振り返りつつ、具体例モリモリで解説していきたいと思います。
独自ドメインの基礎知識
そもそも独自ドメインとなんでしょうか?
独自ドメインとは、自分だけが使えるドメインのことです。
ドメインというのはインターネット上における住所に相当するものです。
無料ブログではそれぞれのプラットフォームが持つドメインのカスタムリンクを使用して、自分のブログを開設しています。
イメージとしてはインターネット上に土地を借りているイメージです。
それに対して、有料ブログ(WordPress)では、他の誰とも被らないオリジナル、独自のドメインでブログを開設することができます。
イメージとしては、インターネット上に土地を購入するイメージです。
それでは、この独自ドメインの取得には、ブログ開設時に一体どんなメリットがあるというのでしょうか?
独自ドメイン取得のメリット
- 検索流入を狙うため
- プラットフォームの制限を受けないため
検索流入を狙うため
2019年6月6日にGoogle社公式twitterアカウントのツイートで、ブラウザの検索結果に表示される同一ドメイン名のURLは「最大2つまで」という仕様変更が発表されています。
これは検索結果の多様性を高めることが目的だと言います。
簡単に意味をまとまると
- 検索トップに同じサイトから複数の候補が表示される
- このことについてフィードバックを受け、改善したいと思っていた
- より検索結果に多様性を持たせるアップデートに着手している
といった内容です。
そうなってくると、はてなブログやアメバブログのような無料ブログでは、同一ドメイン名のURLで運用されているためモロにその影響を受けることになります。
無料ブログでは各カテゴリーの選ばれしもののみが表示され、それ以外はそもそも表示すらされません。
(例外はあるみたいです)
Google社公式twitterアカウントはフォロー必須❗️
プラットフォームの制限を受けないため
一部の無料ブログでは、広告やアフィリエイト広告に制限が設けられることがあります。
また、今は大丈夫でも今後もそうである保証はありません。
もしそうなった時に、無料ブログのユーザーは争う術はないからです。
また、無料ブログにはサービス終了のリスクがあります。
その場合、これまで書いてきたブログは消えてしまうことになります。
本気でやるなら独自ドメイン一択だね!
独自ドメインを決めるときに気をつけるべき3つのこと
シンプルで短く
ドメイン名はシンプルで短いものにしましょう。
ドメイン名はシンプルな方が覚えやすくなり、入力ミスによる機会損失を防ぐことができます。
また、文字数が少なければ一度に情報が読み取れるので、目に付きやすくもなります。
ドメイン名は多くても、 2~3 語を超えないよう短くすることを意識しましょう。
ただし、短ければいいというものでもありません。
ドメインを直接入力する際の打ち間違いなども考慮すると、一般的でない単語や名詞、造語は避けるのが良いでしょう。
シンプルで短く!
ブログの内容が分かるように
ドメインを見ただけでどんな内容のブログか分かるのが理想です。
関連性のある単語を使えば、検索で見つけてもらいやすくなります。
ブログの内容がわかるように!
数字やハイフンを使わない
数字やハイフンを含むドメイン名も避けましょう。
数字やハイフンは入力しにくい上、サイトやコンテンツに対する信頼感の低下にも繋がります。
また、海外ではハイフンを使ったドメインはそもそもダサいとみなされるようです。
ハイフンは使わないに越したことはありません。
つまり、一語でパシッと!
独自ドメインを決めるときの3つのヒント
- ブログのタイトル
- 自分の名前
- ジャンルやキーワード
①ブログのタイトル
ドメイン名はブログのタイトルと同じにすると、一目で分かりやすくなります。
この場合、注意すべきなのはブログタイトルの変更を行うことです。
入力したドメイン名とは異なるタイトルのブログが開くと、ユーザーが混乱してしまいます。
ドメイン名をブログタイトルにしてしまうと、安易にブログタイトルを変更することができなきなってしまうことに気をつけてください。
僕はブログタイトル変更の可能性を鑑みて、ブログタイトルをドメイン名にはしませんでした
②自分の名前(本名、ニックネーム)
ドメイン名が自分の名前だと、運営者が誰であるか一目でわかります。
この場合、①の懸念点であったブログタイトルの変更はいつでも可能です。
ブランドや権威性は育つまでに時間がかかります。
自分の名前は一旦定着したら変えることはまずありません。
その意味では、自分の名前をドメインに含めておけば、人目に付き、認知度が高まることで、ブログの訪問者の増加につながる可能性があります。
ブログのタイトルやドメイン名を作成する場合は、既存のブランド名や商標を使用しても良いことは何もないので事前リサーチをしっかり行いましょう。
僕は名前をドメイン名にしました
③ジャンルやキーワード(視認性UP)
関連性のある単語を使えば、検索で見つけてもらいやすくなります。
またブログのテーマや内容(「science」や「physics」など)、さらにはブログ運営者の属性も、キーワードになりえます。
トップレベルドメイン(. comや. blogなどのドメインの末尾)も様々な種類が存在するので、自分の運営する予定のブログのテーマにあったトップレベルドメインを選ぶのも一つの選択肢です。
特にこだわりがなければ、自分の取得したい文字列が.comで取得できるかみてみましょう。
SEO評価には影響しませんが、信頼性の点では. comの右に出るものはいません。
僕の場合「.com」はもう既に取得されていたから「.blog」にしました
独自ドメインを決めるときに考えたこと【決め方を実例ありで解説】
ここからはアオミネが独自ドメインを決めるまでの思考過程を実例ありで紹介していきます。
もっと自由に伸び伸びと雑記ブログを書きたくなったので「アオミネブログ」にタイトルを変更しました。以下の記述はそれを踏まえてご覧ください。
lifehack-for-scientists.com
まず順番としては、「サイトのテーマ」→「サイト名の仮決め」→「URLの文字列」の順番で考えました。
「理系学生向けのお役立ち情報を発信する」というコンセプトのブログを計画し、「理系のためのライフハック」というサイト名をそのまま直訳したような文字列になっています。
しかし、文字数が多く、印象に残りにくいドメインになってしまいそうなので却下しました。
長い…
lifehackforscientists.com
こちらは最初の文字列の改良版。
色々とドメインに関して調べていくと、ハイフンを語の間に挟むのはあまり良くないそうなので、「理系のためのライフハック」を直訳したドメインからハイフンを取り除いてみました。
しかし、ハイフンを取り除いたことにより、可読性が著しく低下。
ドメインに複数語を含めるのはセンス悪いと感じるきっかけになりました。
2語ならギリありかも…
aomine-lifehack.com
海外には「文系」「理系」という概念がないことを思い出し、発想が一気にグローバル化。
”アオミネ”の運営する”ライフハック”ブログということが一目でわかるドメインを考えました。
自己採点は60点。この辺りからギリ及第点です。
悪くはないよね
aomine.com
この時点ではまだ「理系のためのライフハック」というタイトルでブログ開設を考えていましたが、ゆくゆくは方向性の変化でブログ名を変える可能性も感じていました。
万が一ブログ名を変更することを考えると、よりシンプルなドメインの方がブレが少ない。
そう思いましたが、既に取得されていました。
他にも文字を足したり引いたりして、.comにこだわってみましたが、数日で断念しました。
子音の足し引きはよくやります
aomine.blog
aomine.comは既に取得されていたので意気消沈。
他のTLD1を眺めていたところ、aomine.blogでピンときました。
これに決めた!
bluemountain.com
視点を変えて考えたドメイン。
青=blue、峰=mountain、の発想です。
意外とイケてるように感じましたが、これも既に取得されていました。
青峰じゃなくて青山じゃん、と突っ込まれそう
参考にしたドメイン
- マナブログ
-
manablog.org / mblog.com
- イケハヤ大学
-
ikedahayato.com
- ヒトデブログ
-
hitodeblog.com
参考にしたのは記事ではなくURLの文字列なので、悪しからず
センスが良い2ドメインの具体例
- 試し読みサービス
-
tameshiyo.me
- コストコ節子
-
setu.co.jp
- 白ごはん.com
-
sirogohan.com
あくまでも一例です
脚注
- トップレベルドメイン(TLD : top–level domain)は、インターネットの階層型Domain Name Systemの最上位レベルのドメイン名である。(Wikipediaより引用) ↩︎
- ”センスが良い”とは、アオミネの独断と偏見で100点満点中100〜120点の意。 ↩︎
アオミネ