記憶するだけではなく、理解すること、自分の頭で考えること、そしてアウトプットまでを実践しているのが私の「読書術」です。
引用:知識を操る超読書術
頭に入れるだけなら、検索すれば出てくるのでGoogle先生に勝てないですよ。
知識を操る超読書術:要約
メンタリストDaiGoさんの「知識を操る超読書術」を読みました。
速読よりも熟読を、良書よりも悪書を、新刊よりも古典を…「知識の最大化」を人生のテーマに掲げ、毎日10~20冊の本を読む、著者の読み方を徹底解説!
本書のテクニックを学べば、モチベーション、集中力、記憶力、理解力、アウトプット力…、いつもの読書の質が上がります!
引用:知識を操る超読書術
「知識の最大化」を人生のテーマにされているDaiGoさんの読書術は学びの多いものでした。
今回の記事では、本を読む際に、これから意識していこうと思った箇所を独断と偏見で抜粋して紹介します。
科学的に正しい「速読」とは
読む本、読む箇所を減らす(スキミング)
ど真ん中の章をスキミングして「面白い」「読みやすい」「興味深い話が載っている」と感じたら、その本はあなたにフィットした一冊である可能性が高いと言えます。
知識を操る超読書術 P.33
「目を早く動かす」「文字を画像で処理する」などまことしやかに語られる速読のメソッドを否定する研究結果を示し、その代案として本書では物理的に読む量を取捨選択することで読むスピードを早くする方法を提案しています。
その際、見出しや目次を読んで内容のあらましを確認するにとどまらず、本を書く立場から中間はダレやすいため、真ん中を確認するというアドバイスは「なるほど」と思いました。
多読について
読めば読むほど、一冊あたりの情報の価値は低下する。
知識を操る超読書術 P.49
同じジャンルの本をある程度、読み進めていくと大体どれも同じようなことが書いてあることに気づきます。
本当に目新しいことは少なく、その本の独自性は大体全体の10〜20%程度であることがほとんどです。
そのため新規の情報は読めば読むほど少なくなってしまうため、読むことによる時間対効果はどんどん落ちていってしまいます。
選書について
いい本は教科書として読み、
ダメな本は問題集として使う。
知識を操る超読書術 P.60
これまで「得るものがない本」=「読むに値しない本」という固定概念に囚われていたのかもしれません。
しかし、ダメな本もツッコミ入れながら読むことで、アウトプットのきっかけにする=問題集として使うという発想はありませんでした。
テクニカルタームで聞き手の心をつかむ
テクニカルタームや「たとえ話」をつかった説明能力を鍛えたいならば、専門書をわかりやすく解説している解説書、入門書を読むことをオススメします。
専門家が一般の人向けにテクニカルタームを解説していますから、どういう言い回しをすればわかりやすく、伝わりやすいのか。どう切り出すと、聞き手の頭の中に「?」を浮かべることができるかが見えてきます。
知識を操る超読書術 P.199
演出として、専門用語を用いることで相手の頭の中に「?」が浮かび、その答えをわかりやすく解説することで話に耳を傾けてもらうことができます。
その題材として最適なのが専門書を噛み砕いた本です。
あなたは喋る時、これをあたかも専門書を読んだ上でわかりやすく説明しているかのように振る舞えば良いのです。
読んで理解したテクニカルタームを使いこなし、聞き手に合わせてわかりやすく言い換えることができれば、読んだ本を効果的に役立てることができます。
思想書と科学書のダブル読み
古典で真理を学び、新刊で表現を学ぶ
知識を操る超読書術 P.222
新刊は今読む人に伝わる表現で優しく書かれているだけで、書かれていることは古典の焼き直しでしかありません。
読むべき本がない、という域に達したときに、改めて読み返したくなるのも古典です。
知識を操る超読書術:感想
「知識の最大化」を人生の目標にしている方の読書術からは僕自身、学びも大きかったです。
みなさんも気になる箇所がありましたら、ぜひ一度本書を手にとってみてください。
今まで以上に読んだ本が血肉となることを実感されるはずです。