力学→電磁気→波動→熱力学→原子
高校物理を独学する順番は?
力学→電磁気→波動→熱力学→原子
高校物理を独学する上で最も効率よく学習を進められる順番とは, ズバリ入試の頻出順です。
力学・電磁気
力学・電磁気は, 受験物理で最頻出かつ微積を使う恩恵を最も受けやすい分野。
特に力学の分野で初出の単振動は, バネや振り子, 浮力, ピストン, 地球トンネルなどの力学モデル, 電子回路1など分野を跨いで広範囲に出題される現象なので, 力学の段階で必ずものにしておきましょう。
波動・熱力学
波動・熱力学は, 選択問題になることも多い分野。
高校物理の範囲では, 波動や熱力学の面白さを実感しづらいですが、ここは踏ん張りどころです。
また指導要領の改訂により、高校化学に加えられたエントロピーやエンタルピーという概念も大学で学ぶ熱力学の内容であることに留意して学習を進めてみてください。
原子(前期量子論)
原子分野は受験生が最も手薄になりやすい分野。
この範囲は2次試験ではあまり問われることが多くないため, 優先順位は高くありません2。
高校物理の独学におすすめの参考書
物理のエッセンス 五訂版
物理の参考書で売上No. 1のベストセラー。
指導要領の変更によって, 2023/10/10に五訂版が発売されました。
みんな一度は買ってみる参考書
良問の風 三訂版
受験物理の基礎固めができる一冊。
指導要領の変更によって, 2023/11/8に三訂版が発売されました。
改訂で表紙が秋の装いになりました
名門の森 四訂版
入試問題の標準レベルの演習ができるシリーズ。
指導要領の変更によって, 2024/6/24に三訂版が発売されました。
改訂で表紙がカッコよくなった!
補足・注釈
注意:ここから先は読む必要ありません。
補足
・高校物理の教科書ははっきり言ってゴミです。資源ゴミ。天下りで提示された公式を丸暗記して, 問題文の条件からパズルのように公式を組み合わせて問題を解く訓練をするのは時間の無駄です。
・ここまで3冊紹介してきましたが, 実は僕自身は一つも使ったことがありません。受験時代は東進の苑田尚之先生に師事して物理を学んだため, 上記の本ではレベルが低すぎたためです。
・高校物理の独学の順番は入試頻出順だと書きましたが, もう少し深掘りしておくと大学入学以降に基礎として身についていると望ましい優先順位でもあります。
・もっと発展的な内容を独学したい方は以下の記事を参照してください。
注釈
- まだ物理の学習が進んでいない方は, 電子回路がどのように単振動をするかイメージできないかもしれませんが, 異なる物理量同士の関係を立式した際に, それが力学の単振動の式と同じ形であればアナロジーで現象を解釈することができます。数学的に等価なモデルであれば, 同じ振る舞いをするのも物理の面白さの一つです。 ↩︎
- 量子力学の体系が確立する以前の過渡期の内容が多く含まれるため, 高校生の時点で学ぶことは先入観に繋がるのではないかと個人的には思っている。 ↩︎